旅行雑誌のようなタイトルですが、今回はツアーガイドができるくらい調べて旅のしおりまで作りました。なんてったって憧れの寝台特急サンライズに乗るのですから。貨物列車大好き、撮り鉄の小学2年の孫の願いを叶えるための旅行です。サンライズは人気があり予約するのが難しいので、旅行会社に手配してもらいました。
2泊3日出雲の旅、出発は東京駅。夜9時過ぎの東京駅東海道線のホームには、サンライズ入線の瞬間をカメラに収めようと大勢の人が集まっていて びっくり! 老若男女がスマホを構えてその瞬間を待っています。「あ、来た!」誰かのつぶやきに皆いっせいにカメラを構えます。真剣です。「違ったー、京浜東北線だ」。緊張の糸が緩みます。私は、孫が押されてホームから落ちないように両肩をおさえて立っていましたが、サンライズがホームに入ってきたら、もう目は列車にくぎ付け、なぜか私まで大興奮! 孫の肩から手を放し拍手していました。東京駅では、毎晩この光景が繰り返されているのですね。
ツインの部屋は11号車です。ドアを開けると、ゆっくり眠れそうなベッドが2つ(ツインだから当たり前ですが)、まるでホテルのようです。孫と何度もハイタッチしました。夫はシングルで8号車です。狭い電車内の通路を何度も行き来していると、向かい合う個室のドアを開けてビールを飲みながらおしゃべりする人たちもいて、それを見るのも楽しくてなかなか寝付けませんでした。
出雲市駅に着くのは翌朝10時ですが、6時半には岡山駅でサンライズ瀬戸とサンライズ出雲との切り離し作業があります。これは見なくてもいいと思っていたのに、車内アナウンスが流れると反射的に起きて、ホームに降り連結部分に走っていました。私まですっかり撮り鉄です。じつは深夜、孫とふたりでこの連結部分も探検しました。激しい揺れに驚きましたが、あの部分に立ったのだと、夫に写真を見せ自慢しました。
孫にとってはサンライズが目的なので、出雲大社や松江城は楽しくないかなと心配していたのですが、杞憂に終わりました。出雲大社の大きなしめ縄に驚き、松江城では天守閣で1階上るごとに、鉄砲(てっぽう)狭間(ざま)や箱便所に興味津々、かなり長い時間をかけて見学しました。宍道湖のほとりにある自然館ゴビウスでは、ザリガニに大興奮! 閉館時間を過ぎても帰りたがらず困りました。
特急やくもに乗れたし、1時間に1本しかない歴史ある一(いち)畑(ばた)電車にも乗れて大満足だったのでしょう。帰りの飛行機の中で「また、出雲に行こうね!」と、この上ない笑顔で言っていました。